愛媛 ・ 和歌山 ・ 東京の3拠点で、顧客のニーズに合わせ、フィーレ ・ ロインをはじめとした様々な加工 (チルド / 冷凍) を担っています。

安全 ・ 安心な養殖魚を全作業工程において一尾一尾 ・ 一枚一枚丁寧に取り扱うこと。 それにより高鮮度 ・ 高品質な商品を提供し消費者に喜んでいただくこと。 「魚で人を幸せにする」 という企業理念の実践。 これが私たちの使命です。

海南シーフードセンター

概要

和歌山県海南市に立地する加工場です。 対EU ・ 対米HACCP認証、CoC認証を取得しており、2022年にISO22000も取得しています。 車で大阪の中心地まで約1時間、関西空港まで約30分という抜群の立地に、大規模な活魚備蓄設備 (海上生簀および陸上水槽) を併設しています。 活魚の水揚げ ~ 活〆 ・ 神経抜き ~ 加工 ~ 出荷を24時間365日稼働で行っています。

マダイ、ブリ ・ ハマチを中心に年間約220万尾を取扱い、そのための各種設備 ・ 機器も充実おり、当社の水産事業の中心的役割を担っています。 チェーン店様 (寿司、外食、量販など) を中心に日本全国の顧客にスピード出荷しています。

前述の立地と24時間稼働を活かし、 「海外に一番近い日本から鮮度抜群の養殖魚をお届け」 をキャッチフレーズに、空輸での鮮魚 ・ 加工品輸出にも注力しています。

加工 ・ 設備

活魚搬入 ・ 水揚げ

加工場に隣接して大規模な活魚備蓄設備 (海上生簀40基及び10トン陸上水槽6基) を有します。 日々、四国 ・ 九州の養殖場から直接活魚船や活魚車で搬入し、365日24時間体制で活魚の水揚げを行っています。 

魚のストレスを減らすため、季節や水温に合わせ、1生簀あたりの備蓄尾数や1度の水揚げ量を調整しています。

電気による水揚げ後の活魚の鎮静化

〆台のマットに備え付けられた電気鎮静化システムを利用しています。 電気刺激により、水揚げ時の魚体のバタつきを抑えたまま〆作業を行えるため、 鮮度 ・ 品質において良好な効果を得られます。  

鎮静化により、魚体のバタつきを抑えたまま〆作業を行えるため、従業員の作業性や作業の安全性も担保されています。 魚にも、人にも優しいシステムです。

〆時のATP含量平均値

 

なおATPとは、魚体内のエネルギーに関わる重要な物質のことであり、鮮度を表す指標の一つです。 ATPの分解が進むと、イノシン酸という旨味成分になるため、ATPの多寡が品質の決め手になります。
 

活〆 ・ 神経抜き

水揚げ ・ 通電後は即座に自動〆機もしくは手作業で活〆 ・ 神経抜きを行い、死後硬直と鮮度劣化を遅らせます。

魚や食べ物や自然への敬意と感謝を大切に、できるだけ魚のストレスや苦しみを抑える工夫をし、素早く確実な〆作業を行うことに努めています。

スラリーアイスによる冷却 ・ 脱血

活〆 ・ 神経抜き後は、即座にスラリーアイスによる魚の冷却と脱血を行います。 

スラリーアイスとは、直径数ミリの球状の氷と海水を攪拌した流動状の氷です。 細かい球状かつ表面積が広く、流動性が高く細部の隙間に入り込めるため、魚体を傷つけず、急速にムラなく冷却可能です。 当社では、加工時の保管にもスラリーアイスを使用することで、温度の再上昇を防ぎ、衛生管理にも努めています。


 

加工 ・ 真空包装 ・ 梱包作業

冷却 ・ 脱血作業後は加工作業となります。 ラウンド ・ セミドレス ・ ドレス ・ 各種フィーレ ・ ロイン等、顧客の要望に応じた加工形態で出荷します。 水揚げ作業から連動して365日24時間、作業を行っています。 作業工程は、ウロコ取り ~ 頭落とし ~ エラ ・ 内臓除去 ~ 各種加工作業 ~ 真空包装 ~ 金属検知 ~ 梱包 ~ 出荷となります。 

各工程で専用の機械を有し、一部は包丁等を使用した手作業となります。 万が一アクシデントにより機械が使用できない状況にも備えて、各工程を手作業のみでも実施できる体制も整えています。

取扱い魚種 ・ 加工形態

出荷体制業

納品地域別のトラックによるセンター ・ 市場納品、航空便や宅急便を使用した日本全国の顧客店舗への直納など、鮮度で負けない出荷体制を構築しており、日本全国へD-0、D-1の配送が可能です。 

また、 「海外に一番近い日本から鮮度抜群の鮮魚をお届け!」 をスローガンに、北米、EU、中東、アジア各国にチルド品のスピード出荷を行っています。

流通システム

食品安全方針及び行動指針

食品安全方針

ダイニチ海南シーフードセンターは、安全 ・ 安心で高品質 ・ 高鮮度な鮮魚加工の提供を追求し続けます。

行動指針

公正と尊重 私たちは、法と社会的規範を遵守し、高い倫理観をもって公正に行動し、人命を最優先に尊重します。
まごころと誇り 私たちは、まごころを込めた良質の商品とサービスを、常に誇りをもって提供します。
創意工夫と挑戦 私たちは、変化を楽しみ、変化に適応し続けるよう、常に創意工夫し、挑戦し続けます。

品質向上スローガン

『 一尾一尾 ・ 一枚一枚の意識で丁寧に 』

2020/11/30
株式会社ダイニチ 海南シーフードセンター
専務取締役 センター長 松島 丈雄

設備

大型製氷設備 3機
スラリーアイス製氷システム 3式
活魚備蓄用海上生簀
陸上生簀
海上40機、陸上には60tの生簀を保有
〆機 3台
ウロコ取り機 3台
ガッターマシン 1台 
ヘッドカッター 3台
フィーレマシン 4台
金属検知機 3台 (就業/開始と規定時間ごとの機器モニタリング)
真空包装機 4台 (ダブルチャンバー及び自動送り式真空包装機)
計量ラベルプリンター 4台 (システム連携による重量管理)
出荷冷蔵庫・冷凍庫 3機 (3℃、-28℃、-35℃ 各温度帯の冷蔵/冷凍庫)
大型排水処理設備 1式 (流調設備及び最大399㎥の処理が可能な排水設備)
各種検査機器 自主細菌検査用機器、温度測定データロガー、残留塩素濃度測定試験紙 等
帳票類ペーパーレスシステム 健康チェック等の入退室管理システム

 

伊勢金商店

概要

消費地すぐそば、東京都大田市場内に構える加工場です。 マダイやブリのフィーレ ・ ロイン加工を得意とし、首都圏を中心としたチェーン店様 (寿司、外食、量販など) 向けに365日稼働しています。 安心 ・ 安全な商品をお客様にお届けすべく、スタッフ一同、衛生管理に最新の注意を払い、加工に取組んでおります。

また、東京都大田区京浜島に大型活魚水槽を保有しております。 四国 ・ 九州から輸送してきた活魚を備蓄し、お客様からのご注文に応じてタイムリーに活締め ・ 加工できることで、鮮度抜群のD-0出荷を実現しております。

加工 ・ 設備

加工場内には、ウロコ取り機やヘッドカッター、スキンナー、真空機を保有しています。 なお、熟練したスタッフによる丁寧な手切りにこだわり、フィーレマシンは導入しておりません。

その他に、金属検知機、計量機、製氷機、冷蔵庫なども完備しています。 また京浜島には、10トン規模の活魚水槽を2基保有しております。

ウロコ取り機 1台
ヘッドカッター 1台
スキンナー 1台
金属検知機 1台 (就業/開始と規定時間ごとの機器モニタリング)
真空包装機 1台 (ダブルチャンバー方式)
計量ラベルプリンター 1台
製氷機 2台
陸上生簀 10t x 2基

宇和島海道

概要

愛媛県西予市にある、特許技術 「超冷薫」 を使用した冷凍加工場です。 脂肪を豊富に蓄えた旬の養殖魚を使用し、加工前に16時間かけて養生したのち、〆 ・ 脱血 ~ フィーレ加工 ~ 凍結 ~ 梱包までを2時間以内で行い、鮮度そのままのフレッシュな業務用冷凍品を製造しています。 2022年8月にはFSSC22000も取得しています。

宇和島海道

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