日本財団 ・ 環境省共同事業が主催する 「海ごみゼロウィーク」 への参加等、地球環境保全活動に取組むプロジェクトです。

プロジェクトの背景

海を取り巻く環境には様々な問題が山積していますが、生活ごみによる海洋生物への被害は年々深刻になっており、中でもプラスチックごみによる生態系への被害は甚大です。

身近なプラスチックごみであるペットボトルやレジ袋などは、年間900万~1,400万トンが海に流れ出ており、400年以上も分解されず存在し続けます。 プラスチックが紫外線などで劣化すると、マイクロプラスチックと呼ばれる5㎜以下の小さなプラスチック片となり、海底や沿岸に蓄積されていきます。 それらを海洋生物 ・ 鳥類が誤飲することにより、毎年100万羽以上の鳥や10万匹以上の海洋哺乳類が死んでいます。

 

宇和海守ろうプロジェクト始動

こういった背景をふまえ、 「宇和海守ろうプロジェクト」 が始動しました。 このプロジェクトでは、豊かな海は豊かな森から育まれるという考えから、海と森の保全活動を行っています。

 

海の豊かさを守る事は、水産業に関わる私たちの使命です。 当社にも 「澄んだ海がオラの顔」 というスローガンがあります。 きっかけは、地元のきれいな海を守りたいという想いでした。

プロジェクトの成果

2021年に34.2㎏ (内プラスチックごみ24.4㎏) の海洋ごみを回収し、2022年には5.7倍増の194.4㎏ (内プラスチックごみ136.6㎏) の回収となりました。 2021年の回収量は軽トラック1台分に相当し、2022年は5台分に相当します。

 

実施月 実施内容 回収量
(内プラスチック)
内訳
2021.09 海ごみゼロウィーク
須ノ川海岸の清掃
34.2 kg  
( 24.4 ㎏ )
養殖資材 (ロープ ・ フロート ・ 発泡スチロール ) 、ペットボトル、プラスチック容器、ビン、カン
2022.10 海ごみゼロウィーク
須ノ川海岸の清掃
194.4 kg  
( 136.6 ㎏ )
養殖資材 (養殖網 ・ フロート ・ 発泡スチロール ) 、ペットボトル、プラスチック容器、ビン、カン、流木

 

今後の展望

  • 海の清掃活動の継続
  • 森の保全活動の実施
担当者コメント
環境を守らなければと思っていても、行動に移せない人はたくさんいるのではないでしょうか? 一人ひとりが環境問題について取組むきっかけとなるよう、また 宇和海を囲むこの素晴らしい自然環境を当たり前と思わず、次世代へ継承できるよう、今後も活動していきたいです。

海と日本project
日本財団

ページトップへ